夢だった小学校の先生①
私が小学校の先生になりたいと思ったのは小学校3年生のとき。担任の先生は35歳くらいの男の先生。その当時は「若い」と言われていた。今ほど若い先生はいなかったから。
その先生はいつも一緒に遊んでくれて、得意なイラストでみんなの心を掴んでいた。
テストで満点を取った子には、オリジナルのイラストをプレゼントしてくれた。ワンピースやハリーポッターなどみんなが好きなキャラクターをたくさん描いてくれた。
男女問わず、みんな先生が大好きだった。私が友達に対して悪口を言ったとき、先生は直接じゃなくクラス全体に話をした。もちろん名前は伏せて。
悪口を言う=その人を羨ましいと思ってるからだ
とその先生は言った。相手に嫉妬してるんだと。すごくダサいことなんだと。
私は自分が本当に情けないやつだと思った。それ以降悪口を言うのはやめようと思った。
子供の心を掴み、指導するのが凄く上手な人だったんだなと今でも思う。
私もこんな先生になりたい。こんな素敵な人になりたい。
いつしか小学校の先生になりたいと強く思うようになった。