初めての心療内科
初めての心療内科
休職する前は、心療内科に通い、薬を飲みながら働いていました。サインバルタという抗うつ剤と、夜に精神を安定させ、眠りやすくする薬です。
薬を飲む前は、気持ちが落ち込んで急に涙が溢れたり、不安で夜眠れなかったり…とにかく毎日が苦痛でした。自分は鬱病ではない。そんなに心が弱い人じゃない。って自分に何度も言い聞かせていました。
鬱病の定義は曖昧だと思います。自分の心の中は、自分にしか分からないから。そもそもお医者さんが、「あなたは鬱病です。」と診断するのも不思議な気がします。
辛い、死にたい、逃げたい、もしかしたら鬱病なのかな…そう考え始めたら出来るだけ早く、お医者さんにかかるべきだと私は思います。限界は自分で決めればいいのです。
私は特に、週末が辛くて仕方なかった。酷い時は、金曜日の仕事帰りのときから落ち込んでました。普通なら「華の金曜日だー!やったー!」となるはずが、「この休みが終わったら、また仕事に行かないといけないんだ…」と沈んでいました。土曜日も日曜日も仕事のことを考えては落ち込んでいました。
ある週明けの朝。
仕事に行く準備をしたものの、ソファから動けなくなりました。行きたくない。休みたい…
結局「胃が痛くて吐き気がする…」と嘘をついて休みました。
休んでしまった罪悪感と仕事に行かなくてもいい開放感が混ざった複雑な感情。3年間、体調が悪くても1度も休んだことがない私が、初めて仮病を使って仕事を休みました。
あ、私…いよいよ…まずいかも…
心療内科に行くことは、敷居が高いと感じていてなかなか踏み出せませんでした。でも、もう限界だと思い、初めて仕事を休んだ日に心療内科に行きました。
行って良かったです。本当に。
薬を飲むことにも抵抗はありましたが、飲んで良かったです。効き目は勿論ですが、「これを飲めば大丈夫」という御守りにもなりました。
それから1ヶ月近く、薬を飲みながら仕事を続けました。
もし、心療内科に行くことを躊躇っているなら行ってください。内科や耳鼻科に行くのと同じです。ひとりで抱え込まないでほしいです。
ひとりでも辛い思いをしている人が救われますように…