夢だった小学校の先生②
小学校3年生で出会った恩師をきっかけに教師を目指すこととなった。
中学校ではテニス部に入り、部活漬けの毎日を送った。顧問の先生はとても熱心で、小体連の役員でもあった。
休みは週に一度だけ。もちろん土日も部活があった。中学校の先生は本当に大変だと思う。でもその先生は部活もやりがいの一つだったんだろうな。凄く生き生きとしていた。
私もそんな先生のもとで厳しくも温かい指導を受けて、楽しく部活動をしていた。
運動もそこそこ、勉強もそこそこ、特に得意な教科もなし。なんでも卒なくこなすタイプだった私は、やはり多様な教科を一人で受け持つ小学校の先生が合ってるのかも…と次第に意識するようになった。
高校はそこそこ偏差値の高い私立の女子校に入り、部活と勉強の毎日を送った。
教育学部を目指して勉強をしたが、希望した大学には入れず…
結局、高校の付属のFラン大学、小学校教諭の免許が取れる学科に拾ってもらった。ちょうど東日本大震災のときだった。
落ち込んでいる私に母は、「小学校の先生に学歴は関係ない。免許を取って試験に受かればいいんだから。」と励ました。
大学で勉強していい先生になろうと決意をした。